麻薬中毒でエイズに感染した患者を対象とした臺灣初のリハビリ村が、臺北県で建設中だ。リハビリ村には、宿舎、レストラン、散策路、野菜畑、野球場などがある。半年ほどで完成する予定だ。
リハビリ村擔當者の劉民和さんによると、麻薬中毒によるエイズ感染者は生命力を強めることのできる安定した環(huán)境で、あるべきサポートを得て、さまざまな労働とレッスン課程を通して、彼らに有意義な生活を送らせることが必要だという。
劉さんは「麻薬中毒によるエイズ患者は麻薬禁止と治療が必要だが、島內にある既存の麻薬中毒治療施設や民間の施設はエイズ患者を拒否する傾向が強い。こうした人々は社會の隅々に散り、麻薬中毒によるエイズ患者數(shù)を増やしている。リハビリ村は無料で住むことができ、まずは男性のみ30人を受け入れるつもりだ」と話している。
島內「衛(wèi)生署」の統(tǒng)計によると、臺灣のエイズ感染者は昨年、新たに1400人が感染し、増加率が50%を超えるほど恐ろしく急増した年だった。そのうち、麻薬中毒によるエイズ患者が増加しており、患者數(shù)は4年前は數(shù)人だったが、2004年には200人以上に増え、しかも年齢が下がっている傾向にあるという。
「人民網(wǎng)日本語版」2005年1月25日