甘粛省夏河県に位置する拉卜楞寺は、約300年の歴史を持つ。西蔵(チベット)自治區(qū)拉薩(ラサ)市以外では西蔵仏教最大の聖地であり、世界最大の西蔵仏教の學(xué)校でもある。毎年舊暦の6月6日になると、拉卜楞寺のラマ僧はあらゆる宗教活動を一時停止し、寺から10キロメートル離れた桑科草原で伝統(tǒng)行事「香浪節(jié)」を行う。また、獨(dú)特の風(fēng)格を持つスポーツ大會も行なわれる。
西蔵族の伝統(tǒng)スポーツには長い歴史がある。歴史資料の記載によると、吐蕃王朝の初代ソンツェン?ガンポ王(在位620~650年)の時代に、民族的なスポーツ活動が広まったとされる。拉卜楞寺の僧侶たちが香浪節(jié)に行うスポーツ競技は、相撲や石を使った重量挙げなど伝統(tǒng)競技のほか、サッカー、バスケットボール、バトミントン、走り幅跳びなど現(xiàn)代スポーツ競技もある。一部競技には宗教的な要素を織り交ぜており、ラマ僧の間ではスポーツの人気がますます高まっている。
「人民網(wǎng)日本語版」2005年3月27日