黒竜江省のテレビ局?哈爾濱（ハルビン）電視臺(tái)は現(xiàn)在、舊日本軍が築いた極東最大の軍事要塞群「東洋のマジノ線」を取り上げた大型特別番組「魔域要塞」（全30回）を収録中だ。8月15日までに放送を開(kāi)始する予定で、1回の放送時(shí)間は15分。
「東洋のマジノ線」は、日本が9?18事変（満州事変）を発動(dòng)して中國(guó)東北地方を占領(lǐng)した後、ソ連に進(jìn)攻するために中國(guó)とソ連?モンゴルとの國(guó)境線上に10年かけて秘密裏に建設(shè)した軍事要塞線だ。南は吉林省渾春市から黒龍江省を経て、北は內(nèi)蒙古自治區(qū)海拉爾市につづく全長(zhǎng)約5千キロメートルのラインに、計(jì)14の要塞が設(shè)置された。
中國(guó)の歴史學(xué)者によると、舊日本軍は要塞建設(shè)のために中國(guó)、朝鮮、ソ連から數(shù)百萬(wàn)人の労働者や捕虜を連行し、建設(shè)工事終了後には軍事機(jī)密を守るためにこの労働者や捕虜を大量に殺害した。第2次大戦後、日本はこの要塞について口を閉ざし、何も語(yǔ)っていない。「東洋のマジノ線」は、第2次大戦が殘した謎の1つといわれる。
同番組の撮影はすでに渾春市からスタートし、今後中國(guó)とロシアの國(guó)境に沿って北と西に進(jìn)む予定。撮影期間は3カ月。要塞建設(shè)に関わった生存者や元「慰安婦」、歴史學(xué)者などへの取材も行われる。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2005年5月9日
