中國共産黨西蔵(チベット)自治區(qū)黨委員會の張慶黎書記は23日に開催された同自治區(qū)の科學(xué)技術(shù)大會で発言し、次のように述べた。
西蔵自治區(qū)は今なお未発達(dá)地域に屬している。全國との発展格差は、表面的には経済発展水準(zhǔn)の格差となって現(xiàn)れ、実質(zhì)的には科學(xué)技術(shù)発展水準(zhǔn)の格差や教育、科學(xué)技術(shù)、文化事業(yè)の発展の遅れとして現(xiàn)れる??茖W(xué)技術(shù)は第一の生産力だ??茖W(xué)技術(shù)の発展は根本的な発展につながり、科學(xué)技術(shù)の遅れは致命的な遅れにつながる。
全體的に見て、西蔵の科學(xué)技術(shù)発展水準(zhǔn)は低く、この方面においてゼロからスタートし、すべて自力でまかなうことは不可能だ。われわれは重點(diǎn)を絞り込み、最も基礎(chǔ)的な作業(yè)から著手して、▽科學(xué)技術(shù)の導(dǎo)入と発展の加速▽自動化技術(shù)の研究▽科學(xué)技術(shù)の普及の加速▽高原地帯の特色の発揮▽科學(xué)研究の加速――などを進(jìn)め、重點(diǎn)分野を突破口として科學(xué)技術(shù)の飛躍的発展をうながし、また科學(xué)技術(shù)の飛躍的発展によって経済社會の飛躍的発展を促進(jìn)すべきである。
日本はカメラの複雑な技術(shù)を単純化し、ピント調(diào)整が不要なオートフォーカスカメラを生産した。これで撮影の技術(shù)がなくとも、ファインダーを近づけてシャッターを押しさえすれば、だれでも寫真が撮れるようになった。西蔵の人口の80%を占める農(nóng)牧民は、一般的に科學(xué)的?文化的素養(yǎng)が低い。こうした客観的な現(xiàn)実に直面しながらも、西蔵で先端的な技術(shù)を早期に普及させようとするにあたって、オートフォーカスカメラの自動化技術(shù)が有益な啓示を與えてくれる。農(nóng)牧業(yè)は西蔵の基礎(chǔ)産業(yè)であり、農(nóng)牧民は西蔵の主體だ。農(nóng)牧業(yè)地區(qū)で科學(xué)技術(shù)が普及しなければ、それは西蔵全體で科學(xué)技術(shù)が普及しないということである。よって科學(xué)技術(shù)の普及においては農(nóng)牧業(yè)地區(qū)に重點(diǎn)を置くべきであり、農(nóng)牧民を最初の重點(diǎn)対象としなければならない。自動化技術(shù)を研究するということは、西蔵の農(nóng)牧民の文化的水準(zhǔn)の低さという現(xiàn)実に的を絞るということであり、先進(jìn)的で複雑な農(nóng)牧業(yè)分野の科學(xué)技術(shù)を単純化し、複雑なものを簡単にし、難しいものを優(yōu)しくし、文字を読めない農(nóng)牧民にも技術(shù)の掌握を可能にし、「農(nóng)牧民が技術(shù)に適応する」という狀況を「技術(shù)が農(nóng)牧民に適応する」という狀況に変え、ここから技術(shù)の普及ペースを加速し、農(nóng)牧業(yè)の利益を大いに高めるということである。
「人民網(wǎng)日本語版」2006年11月27日