中國が2001年12月11日に世界貿(mào)易機関(WTO)に加盟してから、すでに5年が経過している。商務(wù)部はWTO加盟によってもたらされた利益について、5つの分野に分けて発表した。
(1)経済の急速な発展。この5年間、中國の経済成長率は年平均10%に達(dá)しており、5年間の経済成長率は加盟以前の20年間を0.5ポイント上回った。経済規(guī)模は世界第4位に躍り出た。2006年の対外貿(mào)易額は1兆7千億ドルを突破し、世界に占める比率は4%から7%に上昇している。5年間に合計2兆7千億ドルの商品を輸入しており、「中國チャンス論(中國の経済発展が他者にチャンスをもたらすという見方)」が出現(xiàn)した。
(2)雙方向の投資が急速に発展。5年間で中國への外資の投資は発展途上國の中でトップを保ち続け、その累計投資額は2800億ドルに達(dá)し、年平均では550億ドルを上回っている。中國の対外投資の発展も速い。2005年には69億2千萬ドル(年平均38%増加)に達(dá)し、2002年の2.6倍となっている。
(3)都市と農(nóng)村住民の収入が向上。この5年間で農(nóng)村の貧困人口が500萬人減少した。農(nóng)村の1人當(dāng)たりの収入は年平均5.3%上昇し、3200元を上回っている。都市住民の1人當(dāng)たりの可処分所得は1萬元を上回り、年平均9.6%上昇している。
(4)國際規(guī)則に対する理解が深まる。中國は合意事項を適切に履行し、國內(nèi)の審査體制改革、関連法律や法規(guī)の整備、関稅の引き下げと非関稅措置の撤廃、知的財産権保護の強化などを行い、市場経済體制を整備してきた。多國間ルールの制定に積極的に參加し、発展途上國の利益を代表して、多角的貿(mào)易交渉(ドーハ?ラウンド)で67項目の提案を出した。
(5)國內(nèi)産業(yè)発展を促進。WTO加盟以前には、加盟すれば短期間は利益よりも弊害が多いと予測するものもいた。しかし実際は打撃を受けた産業(yè)も押しつぶされることなく、WTO加盟によってもたらされた競爭のプレッシャーによって急速に、より良く発展した。最も分かりやすい例が自動車産業(yè)である。WTOに加盟してから自動車輸出は年平均30%の速度で急増しており、2005年は貿(mào)易黒字を?qū)g現(xiàn)し、自動車産業(yè)の生産の集中度も高まってきている。
「人民網(wǎng)日本語版」2006年12月11日